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見られたいような見られたくないような

パチンコ業者なのにパチンコ屋でアルバイトしてる人の日記。

業界人の現状 あの人があんな事をしている事実に驚きを隠せない

私が想像しているより業界人の現状は酷いものだった

 

先日仕事の依頼があったので久しぶりに業界の大先輩に会いに行くことになった

 

大先輩はメーカーから独立し販社をしている

事務所を構え息子さんと2人で細々ながら台を売っていた

 

はずだった

 

まんが喫茶の駐車場で待ち合わせをし必要な書類を手渡す

 

何の気なしに「あれ?お家この辺でしたっけ?」

「あれ?言ってなかった?色々あってね。」そこからポツポツ語ってくれた

 

「息子さんは他の業種に転職したこと」

「もう1人私も知ってる業界の人が同じ所でお世話になってること」

「離婚したこと」

 

そこからパチンコ業界の行く末も語って下さった

「メーカーの統廃合が進む」

「地方の営業所の営業マンはいらなくなる」

「これから小規模のパチンコ屋はどんどん潰れる」

「超大手だけ残るだろうけど1パチ・5スロがメインになる」

 

他にも悲壮感漂う話をしてらっしゃったけどはっきり覚えてない

ただ聞いてる最中に目眩がしたのだけははっきり覚えてる

 

最後の方に

「食っていけるだけの事をパチンコ業界以外でやらなきゃね。今それを必死で探してるよ。」

その言葉に激しく同意したのもはっきりと覚えてる

 

そして帰り際

「会社が売れるまで仕事を手伝って事務所を間借りさせて貰っている」

 

そう言って背丈の割に低い自転車に乗って行った先が雀荘の入口だった時

「このままじゃ未来の私も同じコースだな」とやるせない気持ちで一杯になったのである。

 

 

帰る道中、車の中で潰れたパチンコ屋を横目で眺めながら今日の事をネタにしようと思った私の性根は腐り切っている。