少数派は規制される事実。いつの時代も少数派は『多数派は正義』に屈しないといけないのか?
どこかの偉い人がどこかに書いてて妙に納得した一文があった。
『規制する側は声が大きい方の味方に付く。』
ほんそれを現在進行形で痛感している最中。
歴史を振り返ってみると分かるはずだ。
・・・魔女狩りとか?
正しい例が浮かばないのは内緒だ。
我がパチンコ業界は全盛期に比べ3分の1にまで減った。
ピークとされる3000万人の遊技人口から1000万人を割る勢いだ。
いや、一時割った時は『業界はもうダメだー』と騒いでた。
今から行われる規制で「本当のダメ」がやってくると思うけど。
売上・参加人口・活動回数|一般社団法人 日本遊技関連事業協会
タバコもそうだ。
喫煙率は年々下がり、私が調べた限り2600万人から右肩下がりに2000万人にまで減っている。
最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)
昨今の喫煙者に対する風当たりの強さは昔の比では無い。
行きつけの郊外のコンビニエンスストアでさえ灰皿を撤去した時は正直うなだれた。
タバコが吸える所を探すと自ずとパチンコ屋しか思い浮かばない現実は辛すぎる。
大衆娯楽。『多く』の人が楽しんで『居る』事に対して規制する側は強く言えない。
反感を買うリスクが高すぎるのだ。
それでも娯楽は娯楽。忌み嫌う人も出てくる。真面目な人程。
だからその『数は少なくとも大衆受けしそうな大きな声』を受けて規制したくても大胆には出来ず、最もらしい理由をこじつけて『徐々』に規制されてきた歴史がある。
良い例が青少年健全育成条例だ。
私が中学校の頃『ジョギングしてくる!』と言ってコンビニにジャンプの背中合わせにして買った「あんな本」は今の中学生は絶対にコンビニでは買えない。
規制する側はいつだって『声が大きい方の味方』なのだ。
結果ネットで事足りるようになったので次はネットが規制の対象になるのは想像に難くない。
ここで話を戻そう。
そう、我がパチンコ業界も完全な少数派になった。
今や規制を望む声の方が大きくなってしまったのだ。
主にインターネッツからの発信で。業界の延命を密かに望んでいる私がインターネッツに今後の活路を見出してるのは実に滑稽な話ではあるけど。
ネットが悪いと言いたいのではない。調子に乗りすぎたパチンコ業界の細部がネットによって周知の事実に変わっただけだ。
何も恨みは無い。むしろ完全崩壊した時に『今だから言える話』もあるんじゃないかな?的なノリでインターネッツ経由で発信出来るかもしれない。
こんな軽口を叩ける程には人生を悲観してないけど現実は深刻だ。
大衆娯楽であるパチンコの遊技人口が少数派に転じたならば規制する側は非常にやりやすい。
何せ反対するのは少数派だ。
業界に関連する私達の声の総数を合わせたとしても圧倒的に少数派なのだ。
そこに都合良く現れた2020年のオリンピックに向けての『カジノ法案』と『ギャンブル依存症対策法案』は追い打ち以外の何者でもない。
ここぞとばかりに少数派の意見を『最もらしい理由』で葬り去るには都合が良過ぎる流れに恐怖すら覚える。
こうしていつの時代も少数派が未来や現実や真実や疑問を如何に声高らかに叫ぼうとも多数派には勝てない事実が出来上がるのである。
そう、ガリレオ・ガリレイのような少数派が地動説を唱えただけで迫害されたというような作り話が現実に起こり続けているのである。
豆知識まで披露する私はただ家族だけは救いたいと願うばかりである。
~オワリ~