どうしてパチンコ屋の店員に見た目がアレは存在するのか?
最近ではクリーンで健全で明るい社交場を提供するなどと掲げて綺麗な店づくりをするパチンコ屋も多い
働いてるスタッフ達も大卒はもちろん高学歴の人までも就職先の一つとして選ばれるようになった
遊技業界は右肩下がりで将来無いのにバカだなと思うけど
が、高学歴は関係無いとしても、依然として見た目がアレな店員は未だ多く存在する
特に現在、店長クラスをしている層に依然として多い
歳の頃は40代半ばといった所か
そういった人たちがパチンコ業界に足を踏み入れたのがおおよそ20年前
まだまだ古臭いパチンコ屋も多く店員達の見た目もアレだった
実際20年前は学歴も今ほど影響力は強くなく、やんちゃをしてた人達の最後の砦扱いされてたと思う
そこから実力の無い者から淘汰されていき努力して業界を生き抜いてきた人達が現在の店長クラス
その多くの店長クラスの見た目がアレなのだ
どうして見た目がアレなのか?
理由の一つとして前述の当時の名残を残したまま生き残っているからというのもある
おっさんが一番ファッションに興味があった時代のものを着続けているのと同じである
俗に言うケミカルウォッシュを履き続けるおっさん現象だ
ダボダボジーンズを履き続けてるおっさん現象でも良い
業界内で生き抜く為の「変化」へのエネルギーを使い果たし自分自身の「変化」へのエネルギー残量が残ってないと推測される
それほどまでに業界内で生き抜くのは大変なのだ
もう一つの理由はなめられない為
クリーンで健全な営業を続けていても不埒なお給料様はやってくる
時に理不尽な要求をしてきたり他のお給料様への迷惑行為もする不埒なお給料様も存在する
お店のルールを守れなかったり『お願い』をしても聞き入れて貰えない
私のようなエリートスタッフで見た目がシュッとしてて笑顔が素敵な人間の『お願い』など聞く耳すら持たない
なめているのだ
「お前に言われたくらいで引き下がるくらいなら始めから不埒な事はしねぇよ、ば~か」と言わんばかりの態度
途方に暮れてインカムで報告する
『お願いしてもダメでした。ダメでした。』
そして事務所から小さい声で
『了解』
間もなく関係者以外立ち入り禁止の扉は内側から開き颯爽と現れる見た目がアレな店員
パリッとしたスーツを着こなし、どれだけエアコンの風を受けようとも微動だにしないアレ
そして再び『お願い』するのだ
そういったお給料様への対応も慣れているからか、見た目がアレだからかは正直分からない、分からないけど私のようなエリートスタッフに向けていた剥き出しの闘争本能は見る影もない
少なくとも見た目がアレなのはなめられない事に一役買っている事に間違いはないのだ
だがしかし、なめれらない為だけに見た目をアレにしたくはないのである。
万が一、億が一、食うに困りパチンコ屋の正社員になろうともアレだけは御免被りたいのである。
~オワリ~