よく話す人が嫌い。イエスノー枕は画期的だと思う。人と話したい気分かどうかの時にも使って良いと思う話。
正確に言うと自分の事を「主」に話す人が嫌い。
いらっしゃい。何も無いけど。
元来ぼっちを好む私だが仕事上、人と話さなければならない。
バイトでもそうだ。バイトリーダーだから。
時給も入りたてのバイトと変わらない、権限も変わらないのに『バイトの事はバイトリーダーに。』なんて嫌になっちゃう。
新人の教育にあたりコミュニケーションを取る必要があるのだが苦痛で仕方が無い。
業務上に必要な事だけを上辺だけの笑顔で伝えて乗り切りたいのに沈黙は許されない風潮。
どうして業務の説明と説明の間に生じる静寂な時間を楽しめないのか?
どうして大して知りもしない新人の身の上話を聞かされなければならないのか?
どうして私の個人情報を聞き出そうとするのか?
腹の中をかっさばいて見せ合う仲でも無い人との沈黙は気まずい風潮なのか?
風潮に疑問だらけの私は教育中、必要な事以外は喋らないようにしている。
結果、『優しい笑顔だけど逆らってはいけない存在』になってしまっている。
好都合だ。
私は偽の笑顔でイラッシャーセーと言うだけでお金が入るだけで十分なのだ。
だが世の中には猛者が居る。
こちらが如何に『話したくないオーラ』を出しても話しかけてくる猛者が。
こういった猛者の最大の特徴は『空気を読まない』である。
「聞いて下さいよ~!今日こういう事がありました!」
だからどうした?的な内容をガンガンぶつけてくる。
場の空気など読まずに己の主張を己の言いたいタイミングで真正面からぶつけてくる。
言い終われば満足してスマホをいぢりだす。
なるほど、新人類だ。私はこういう『自分の事を主に話す人』が嫌いだ。
そして、いつも思う。
イエスノー枕を装備したいと。
我儘な事に話したい時は私にだってある。
だがその加減は自分でも分かるくらい難しい。
特にくだらないダジャレを思いついた時なんて話したくて仕方が無いのだ。
それも言いたいピークを過ぎると途端に言いたくなくなりまた『話したくないオーラ』を放つ。
自分で書いてても分かるが何と面倒くさいやつなんだろう。
私ならオーラ云々の前に近寄りたくもない。
そこでだ。そんな人間がイエスノー枕を装備している所を想像して欲しい。
話したい気分の時は小脇にイエス枕を抱える。
この時ばかりは話しかけてくれ。私もくだらないダジャレを全力で披露する。
イエス枕を小脇に抱えるなんて滅多に無いから話したくなった瞬間ダッシュで取りに行く。仕事?コミュニケーションより大事かね?
そんな勢いでイエス枕を装備しにいくから是非、自分語りをしてくれ。
渾身のダジャレを繰り出してみせるから。
尚、ノー枕をお腹に巻いてる時に話しかけてきても上辺だけの笑顔でやり過ごすから私の事は常に見ていて欲しい。
こんな事ばかり考えているから友達どころかネッ友も出来ないのである。
私が心を開くのが先かブログが閉鎖するのが先か、神のみそしるなのである。
~オワリ~